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 この研究室では、基本的に学生が自分で研究したいテーマを探してきて、卒業研究として取り組んでもらっています。今、進んでいるものには、例えば、食品の機能性に関する研究があります。人間は体内にある様々な物質が酸化すると、病気や老化につながることが明らかになっていて、その酸化に対抗するものに抗酸化物質があります。例えば、ビタミンCには抗酸化作用があるので、摂取すると酸化しにくい、つまり老化しにくくなるというように、人間にとって良い機能の成分があるのです。そこで、キノコの抗酸化作用の研究を進めている学生がいます。その学生がキノコの研究をしたいとテーマを持ってきたので、私と一緒にどういう切り口があるかを調べて、抗酸化物質に注目してみようとなり、現在、卒研として取り組んでいるのです。他にも、浅漬け、梅干し、アスパラガス、魚醤、米、シカ肉、大豆ミート、ハチミツに関する研究を学生たちが行っています。学生自身が興味のあることを卒研テーマにしているので、モチベーションを維持できるというメリットがあります。 ■今後の展望をお聞かせください。  IMPなどを数値で測ることで、うま味成分の多い・少ないについては言及できますが、私自身、最後は人が食べてどう感じるかが大切だと思っています。いくらデータで、うま味成分が多いと出ても、人がおいしいと思わなければ意味がありません。ですから、最終的には人に食べてもらってアンケートを取るというところに持っていきたいですね。そのためには、これまでとは違う、新たなアプローチが必要だと思っています。  また、魚や他の食べ物において、アミノ酸を非常に多く含んでいたとしても、有機酸など別の物質が多かった場合、そちらに引っ張られて、おいしくないと感じることもあるかもしれません。最初にお話しした5つの基本味など、味のバランスがいかに取れているかということがおいしさにつながっているわけです。ただ、基本味がどういうバランスを保っていると人がおいしいと感じるのかを解明することは、非常に難しいことではあります。  人がおいしいと感じるのは、大抵、うま味か甘味の部分ですが、それだけでは不十分です。例えば、チョコレートは甘いのでおいしいと感じますが、それだけでなく、カカオの程よい苦みや香りがないと総合的においしいチョコレートとは言えないということもあります。私自身は今、うま味をターゲットに研究をしていますが、実際のおいしさにはそれ以外の部分も関わってきます。ですから将来的には、うま味以外の基本味についてもターゲットにしたいですね。それによって意外なところが効いていたといったことを発見できたら、楽しいだろうと思います。例えば、酸味や苦みはどちらかというとおいしくないと感じるものですが、苦みが効いているからおいしいと感じているといったことがわかると、面白いですね。実は苦味がある一定以上入っていないと、人間はおいしいと感じないなど、意外性のある発見ができるかもしれません。そのくらいおいしさというのは複雑で、まだまだ未知の部分が多いですが、私自身はそういうところに惹かれて研究を続けています。  また、人においしいと感じてもらえる食品の加工につながる研究を続けて、将来的には何か食品を開発して商品化できると、うれしいです。あるいは、この研究室の研究成果によって、どこかの企業が助けられたということでも喜ばしいですね。それによって、新商品の開発につながると良いなと思います。 ■先生が魚のうま味成分の研究を始めたきっかけとは?  大学院時代の所属研究室が、先ほど話した「K値」など、魚の鮮度に関する研究をしているところだったので、それに関連する研究として考えたテーマが魚のうま味でした。また、IMPaseの活性を阻害するものとして塩を選んだ理由は、元々、私が大学の海洋環境に関する学部学科を卒業後、塩を扱う会社で働いていたからです。塩を扱う財団で塩の分析をする職に就いた後、塩の会社の品質保証部でも働きました。そこで食品として塩を扱っていたことから、食品分野を勉強し直そうと思い、母校の大学院に戻ったのです。学部時代は海の環境を考える学科でしたが、大学院では食品の安全について扱う専攻に入りました。  研究者になったのは、大学院時代の恩師の後押しが大きいですね。恩師も社会人を経験した後に博士課程を取った方で、私が修士課程を終える頃に「せっかくだったらドクターまで進んだらどう?」と勧めてくださって。研究者の道の厳しさは、周囲からも聞き及んではいましたが、やってみようと進むことに決めたのです。 ■最後に受験生・高校生へのメッセージをお願いします。  受験生・高校生のみなさんには、色々なことに挑戦してみた方が良いと伝えたいです。いつ、どこで、どんな芽が出るかわかりませんから。テレビや本などで興味を持ったものや「これは!」と思ったものは、少しでも調べてみたり、友達がしていることに対してどんなことをしているのか、少しでも一緒にやってみたりして下さい。そうすることで興味の幅が広がるかもしれません。  私自身、高校生の頃を思い返すと、やはり知らないことが多過ぎたと思います。もっと色々なことに興味を持って、やってみれば良かったなという気持ちが非常に強く残っています。進路を決める際も、なんとなく理系に進みたいとか、薬学関係の研究者だった父の影響から、最初は薬学部に行きたいと思っていました。今思うと、身近な人しか見ておらず、他にどんな仕事や生き方があるかを知らないため、その範囲の中で決めようとしていたように思います。ですからできる限り、周りにいる大人や先生たちとたくさん話をして、その人の歩んできた人生や専門分野のことを聞いてみてほしいです。  また、大学入学後に興味や目標が変わることも大いにあり得ます。大学生になると行動範囲が広がり、関わる人も変わります。高校生に比べると、自分から情報を取りに行くことが一層できるようになるのです。そこで興味の対象が変わったという人が、私の周りにはたくさんいますよ。例えば、私と同じように海洋環境に関する学部を卒業した後、弁護士になった同期がいます。その人は大学在学中に、たまたま弁護士の話を聞く機会があり、そこから司法試験を受けようと決めたそうです。いつ、どんなきっかけで、自分のしたいことが決まるのかはわかりません。現時点で興味のあることを突き詰めて取り組むことはとても大事ですが、それをずっと貫く必要もありません。だからこそ、高校時代はもちろん大学生になっても、視野を広げることに努めてほしいですね。 ■応用生物学部 食品・化粧品専攻 食品コース:https://www.teu.ac.jp/gakubu/bionics/008435.html ・次回は12月17日に配信予定です 大学の学びはこんなに面白い! 工学部一覧 コンピュータサイエンス学部一覧 メディア学部一覧 応用生物学部一覧 デザイン学部一覧 医療保健学部一覧 情報公開 プライバシーポリシー ソーシャルメディアポリシー 本サイトについて 採用情報 JP  EN  PC表示切り替えスマートフォン表示切り替え twitter instagram LINE LINE YouTube Facebook ©Tokyo University of Technology 資料請求 ネット出願 twitter instagram LINELINE YouTube Facebook ページの先頭へ 資料請求 ページの先頭へ close ホーム 大学概要 学部・大学院案内 入試・入学案内 キャンパスライフ 地域連携・国際交流 就職・キャリア支援 教育・研究案内 受験生 在学生 卒業生 教職員 研究者の方 採用担当者の方 お問い合わせ 交通案内 サイトマップ ネット出願 資料請求 検索 JP EN 学部・大学院案内 工学部 コンピュータサイエンス学部 メディア学部 応用生物学部 デザイン学部 医療保健学部 大学院 教養学環

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